こんにちは、今日はMayaだけで気軽に瓦礫を作りたいときの方法を紹介します。
実際にやってみよう
ここではMaya2024を使用しています。昔のMayaだと少しブーリアン演算の挙動が違いますので気を付けてください。
まずはCreateからCubeを出します。
そして削るための板を用意したいので、Planeも用意します。
Planeの頂点を全選択し、Edit Mesh>Tarnsfromを選択します。
そしたらChannel BoxのRandomに数値を入れます。
数値が大きいほど大きく板がゆがみます。
ここでは1を入れました。入れたら上の矢印を引っ張りましょう。
矢印の位置を動かして自分の気に入った感じにしましょう。
できたら準備は完了です。もっと削りやすい形にしたいときはラティスやベンドを使って曲げるのもよいかと思います。
削りたいところに作った板をあてましょう。裏表があるのでしっかり確認してください。
Cube>Planeの順に選択してMesh>Booleans>Difference(A-B)の右側にある□四角アイコンをクリックします。
実行する前に詳細を確認しましょう。
Operation for new inputsがDifference(A-B)になっているかIntersection classificationがEdgeになっているかを確認してください。
Applyを押して実行しましょう。実行結果が表示されます。がまだ確定ではありません。Planeを動かし自分の気に入る位置に調節することができます。これでいいやと思ったらCtrl+Shift+Dで履歴を削除しましょう。CubeとPlaneが消え新しくできたモデルのみになります。
せっかくつくったPlaneも消えてしまうので使いまわしたいときは先に複製しておきましょう。
またブーリアン演算でデータがうまくいかないこともあるのでこまめにバックアップは取っておきましょう。
ここでは瓦礫を作りましたがPlaneのTransformのRandomの値を大きくすると割れた木ぽいものも作ることができます。
ブーリアン演算を使ったときはトポロジーに多角形が生まれているので四角ポリゴンや三角ポリゴンにしましょう。
重要なところはMultiCutなどを使って大まかに分けた後Mesh>Triangulateで三角化するのがおすすめです。
多角形ポリゴンが混じっていないかどうかはmelなどでチェックすることをお勧めします。(おすすめはCG自主部屋さんのAriPolygonCounter)
いかがでしたか?Zbrushを使うほどでもない時この方法は約に立ちます。
また次回の記事でお会いしましょう!
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