【Maya】テクセル密度を合わせよう!

テクセル密度とは

テクセル密度 (Texel Density) とは、3Dモデルの 1単位あたりに割り当てられる
テクスチャのピクセル数 (px/単位) のことを指します
「テクセル密度」とは 1つの大きさ(単位)に、どれくらいのテクセル(ピクセル)があるか を表すものです。

▼ゲームの中では…
低いテクセル密度 → ぼやけてしまう…
高いテクセル密度 → くっきりキレイに見える!

ただし高いテクセル密度を使用すれば良いというわけではく、テイストや容量に合わせて最適なテクセル密度に合わせるという事が重要です。

テクセル密度の計算方

テクセル密度は、以下の計算式で求められます!

テクスチャの解像度 (px)=使用しているテクスチャのピクセル数(例:512px、1024pxなど)
UVのサイズ (ワールド単位):Mayaでの UV上の範囲(ワールド単位)

こう見るとすごくややこしく感じますがMAYA上のツールを使えば簡単に合わせることができます。

MAYAでテクセル密度を合わせてみよう

〇UVツールキット→トランスフォーム→テクセル密度から合わせることができます。

▼項目の内容としては

① 選択したオブジェクトやUVの 現在のテクセル密度を取得します。
②現在のオブジェクトのテクセル密度
③入力したテクセル密度の値 (この場合は128.0000) を 適用し、UVスケールを自動調整します。
④現在適用されている テクスチャの解像度 (512×512px) を表します。

▼実際にプロジェクトのレギュレーションで下記のような書かれ方をよくします。

1cm×1cm=6px
テクスチャ解像度 512px
(作業単位=cm)

その場合は、、


このように
テクセル密度=6
マップサイズ=任意のマップサイズ(今回は512)
を入力してUVを選択しながらセットをクリックするとUVスケールを自動調整してくれます。


いかがでしょう。
テクセル密度がばらばらなものでもツールを使えば簡単に合わせることができます。

最後に

今回はMAYAでテクセル密度を合わせる方法について紹介してみました。
仕事で背景モデルを作る際には必須のスキルになるのでぜひ覚えておきましょう!

役に立つ記事

ENVIRONMENT HOLICでは、他にも背景制作に役に立つ記事を紹介しています。

【Maya】初心者~中級者向け ローポリ+手描きテクスチャ チュートリアル講座①

【Maya】初心者必見! テクスチャ作業前にやるべきPhotoshop+Mayaの基本設定①

【Maya】初心者必見! テクスチャ作業時に助かるMayaの基本設定③

Kosuke.Kawai

COYOTE 3DCG STUDIO 背景モデラー歴2年目 双子の兄
大学では実写映像のカメラマンをしていました。
ZBrushとUnreal Engineを勉強中なので関連した記事書けたらなと思っています!

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