こんにちは!せっかく手に入れたPS5を塩漬けにしています、、、キャラクター班の遊佐です!
今回はZBrushのUIカスタマイズ方法やカスタムUI機能についてご紹介していきたいと思います。では参ります!
(※今回バージョンはZBrush2021.1.2を使用)
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※この記事シリーズは全二回を予定しています。他の記事は以下の通りです。
第一回:【ZBrush】UIをカスタマイズして快適に作業しよう!①←いまここ!
第二回:【ZBrush】UIをカスタマイズして快適に作業しよう!②
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■モニタ解像度について
まず、モニタ解像度について。
ZBrushのUIはモニタ解像度に依存してUIの密度が変わります。
ウィンドウもモニタ一枚に完結するので解像度、UI設定で快適度がだいぶ変わります。
解像度は基本的にフルHD(1920×1080)であれば問題ないと思いますが、公式の推奨解像度は 1920×1200 解像度以上 (32-bit カラー)となっています。
システム側のディスプレイ設定像度や拡大率によっても配置が換わるようなので注意が必要です。
また4kモニタにする手もありますがそもそもインチ数が小さいと文字が小さくなって見にくいなどの問題もあるのでご自身の作業環境に合わせて最適なモニタを選ぶといいと思います。
■【環境設定(Preferences)】の変更
デフォルトの設定画面がこちらです。ここからカスタマイズを行っていきます。
まずはボタンサイズの変更から。
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【ワイドボタンoff】
画面上部の[環境設定]>[インターフェース]>[ワイドボタン]からワイドボタンのチェックをオフにするとブラシ等のアイコンボタンサイズが小さくなります。
これだけでもUIスペースの空きが増えますので最初に設定しましょう。
UIを変更した際には保存が必要になります。
[環境設定]>[コンフィグ]>[設定変更内容保存]
※ショートカットキー【Ctrl + Shift + I】
これで設定内容が保存され次回、ZBrush起動時にUIが保持されます。
ZBrushを落とす前に保存しておけば大丈夫なので複数個所に変更を加えたあとに一回だけ上記の操作を行えば大丈夫です。
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【UIボタンサイズの変更】
こちらは任意の設定になります。[環境設定]>[インターフェース]>[UI]>[ボタンサイズ]からスライダーを調整または数値入力でUI全体のボタンサイズを好みのボタンサイズに変更することが可能です。
小さめに設定すればUIの密度が解消されてかなり余裕が生まれますね!※設定を反映させるにはZBrushの再起動が必要です。
この設定は[環境設定]>[コンフィグ]>[設定変更内容保存]は行わなくてOKです。
ただし、注意点としてバージョンによっては、ボタンサイズを41以下にしてはいけないようです。
Pixologic公式によると日本語版OSで、ボタンサイズが41以下の設定のときに名前変更などのテキスト入力を行う際、正常に入力できないというバグが起きるようです。
こちらのバグは2020.1のアップデートで解消されたようです。内容は下記のリンクから確認できます。
※公式修正パッチ:【Zbrush Central】 ZBrush 2020.1が公開されました
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【起動時のライトボックスをoff】
ZBrushを起動した際に毎回ライトボックスが起動しますがその都度閉じるのが面倒だという場合には、
[環境設定]>[ライトボックス]>[起動時開く]をoffにしてみてください。
これで次回起動時から開かなくなります。
■カスタムUI機能で自由に機能、ブラシを登録する。
カスタムUI機能とは、様々な機能やブラシを上下左右のUIエリアに自由に配置しカスタマイズできる機能です。
この機能を活用し、自分がよく使うブラシ等のアイコンを好きな位置に置くことでその機能にアクセスしやすくなり作業効率が良くなります。
また、私は新しく見つけた機能などもしかしたら今後使うかも!と思ったものを次に使用する際に忘れてしまわない様にとりあえず目に見えるところに置いておくという使い方をしています。
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【ブラシボタン配置方法】
実際にボタンの配置を行う際はまず[環境設定]>[コンフィグ]>[カスタマイズを有効化]をONにした状態にします。
その状態でインターフェース上のブラシ等のアイコンボタンを【Ctrl + Alt + ドラッグ】することで好きな位置に配置が行えます。
こちらのプレーンな配置の画面に対して…
こちらが実際に使用する機能の配置を行った画面になります。
緑色で囲った上下左右のエリアには自由に機能やブラシのボタンを登録できます。
赤色で囲ったエリアにはインターフェースの好きなウィンドウを配置できます。
実際にボタンを配置する際は配置可能なエリアであれば白い枠で表示されるので好きな位置にボタン配置してみましょう。
逆に不要になったボタンは【Ctrl + Alt + ドラッグ】でエリア外に投げれば削除できます。
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【インターフェース配置方法】
ウィンドウの左上にある画像で記したアイコンをクリック&ドラッグすることでUI上の左右端のどちらかにインターフェースを配置できます。
ブラシとインターフェースそれぞれの配置が完了したら[環境設定]>[コンフィグ]>[設定変更内容保存]を行い設定を保存します。
~おまけ~
■【英語表示ボタン(Show English)】が便利
[環境設定]>[言語]>[オプション]>[英語表示]からボタンをON/OFF切り替えで表示言語を変更できます。
このオプションでの切り替えは特に再起動する必要がなく、英語名で機能を検索したい時や普段英語版を使用している人にツールを説明したいときなどにとても便利なのでUIエリアの隅っこに登録しておくと幸せになれます!
ということで今回はZBrushのUIカスタマイズについてのご紹介でした。
次回はさらにUIを使いこなすためのカスタマイズ方法についてをご紹介していく予定です。
それではまた次回!
COYOTE 3DCG STUDIO
公式HP:https://3d.crdg.jp/
COYOTE 3DCG STUDIOはクリーク・アンド・リバー社が運営するゲーム専門3DCG制作集団です。
キャラモデル、背景モデル、3Dアニメーション、テクニカルアーティストによるツール開発などを得意としています。
新規立ち上げにおけるコンサルティングから量産制作まで幅広く対応可能な体制を保有しており、出向にも柔軟に対応しております。