【Maya】メッシュを繋がずに地形に馴染ませる方法②

地形を作成するときにレベル調整のため、追加でモデルを足すことがあると思います。
以前の記事では地形の法線を追加したモデルに転送することで馴染ませを行っていました。

今回は「シール(かぶせ)ポリゴン」を使用して馴染ませる方法を紹介します。

シールポリゴンとは?

板ポリゴンを地面とのモデルの境界線に少し浮かせて配置し、頂点カラーのアルファの値を調整してモデル同士を馴染ませる方法です。名称は様々でシールポリゴン、かぶせポリゴンなどと呼ばれています。(ここではシールポリゴンとして紹介します)

氷の上に雪が乗っているイメージのモデルとテクスチャを簡易的につくりました。異なるテクスチャ同士でも「馴染ませあり」の方はぶっ刺し感が軽減されています。


この方法が使われるときは以下のような場合です。

  • テクスチャの境目を目立たせたくないとき
  • 馴染ませたいモデルが地面と異なるテクスチャの場合
  • ポリゴン数に余裕がある場合

以前紹介した法線転写による馴染ませはモデル自体は馴染みますがテクスチャが入った際に境目が目立ちます。同じ素材のテクスチャであれば問題ありませんが、異なるテクスチャが2つのモデルに適用されている場合シールポリゴンが使われることが多いです。

作成方法

1モデルと地面に沿ったポリゴンを作成する

2.かぶせるように配置する。その際、モデルや地面から少し離れるように頂点を調整する

3.メッシュ表示>カラーの適用オプション 両端の頂点のカラーのアルファ値に0を入れ、中心は1をいれる

4.アルファが適用しても表示が変わらない場合はアートリビュートエディタ>メッシュコンポーネントディスプレイで赤枠のように設定する

5.完成

補足

地面やモデルと同一座標にポリゴンが重なるとちらつきが発生しますがこれはZファイトと呼ばれます。そのため、シールポリゴンは少しだけモデルと離す必要があります。カメラの精度によってどのくらい浮かすとよいかは異なるので、浮きすぎて変に見えない&ちらつきが発生しないように調整をします。

シールポリゴンと法線転送の比較

種類メリットデメリット
シールポリゴン・異なるテクスチャ同士を馴染ませられる・ポリゴン数が増える
法線転送・ポリゴン数が増えない
・同じテクスチャ同士であれば馴染みやすい
・テクスチャが異なる場合は境目が目立つ

※「法線が編集できない」「ポリゴンの制約が厳しい」などの仕様や「アートの目指す方向」を考慮してどちらかを使用することが多いです。制限がなければシールポリゴンと法線転送の両方を適用すると、よりクオリティが高くなります。是非使ってみてください!

参考サイト

【Maya】メッシュを繋がずに地形に馴染ませる方法

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