SubstancePainterには便利なフィルターが用意されており、それらを使うことで色々な表現を追加することができます。
その中でも今回は金属の表現向上に使える「MatFinish」についてご紹介します。

テクスチャベイクを行ったモデルに対してbasecolor、roughness、metallicのパラメータを調整したものになります。
金属のツヤはありますが全体に情報が少なくこのままでは物足りない印象です。


金属の質感を加えたレイヤーを右クリック→フィルターを追加します。
追加されたフィルターを選択し、「finsh」で検索をするといくつか候補が出てきます。
こちらが今回扱う「MatFinsh」フィルターになります。
種類が複数あるのでいくつかピックアップしてご紹介します。

Galvanized(亜鉛メッキ)。
鉄に対して腐食を抑制する目的で施されるメッキ加工です。
屋外で使用する金属部品等で見かける質感です。

Rough(ラフ)。
その名前の通り、粗い印象を与えてくれます。

Grainy(粗い粒子)。
ザラザラした質感です。粒子のサイズを調整することによりザラつきが光を拡散させ半光沢な印象になります。

フィルター適用前(画像左)と、Roughを適用しさらに傷や細かな汚れを追加したもの(画像右)の比較です。
情報量が増え、より金属らしさが出たのではないでしょうか。
いくつか紹介しましたが、やみくもに質感を追加するのではなく目的に合わせて適した表現を使っていきましょう!
傷や汚れの表現に関してはまた別の機会で紹介したいと思います!