こんにちは!
今回はLevel Instanceを作成する際の注意点を紹介します。
目次
概要
今回はLevel Instanceを作成するときの注意点とLevel Instanceの種類について説明していきます。
特にUnrealEngine5の機能であるWorld Partitionを使用しているときの作成方法に注意が必要な為、
注意点と作成方法について紹介しています。
少しでも参考になればうれしいです。
◇今回の紹介内容◇
・Level Instanceとはなにか?
・レベルインスタンスの種類
・レベルインスタンス作成時の注意点①(アセット位置編)
・レベルインスタンス作成時の注意点②(World Partition編)
Level Instanceとはなにか?
まず、Level Instanceについて簡単に説明すると、
レベルのインスタンス化をすることで、レベル上での編集・作成を行うことができ、
汎用アセットとしても使用することが可能。というものです。
ブループリントアクタを使用した時と違い、レベル上で簡単に作成・編集が可能なので
利便性はとても高いと思います。
▽公式レベルインスタンス概要ページ
Level Instancing_公式ページ
レベルインスタンス作成手順については下記記事に記載しているので参考にしてみてください。
▽レベルインスタンス作成手順
【Unreal Engine】アセット配置・編集方法をご紹介
レベルインスタンスの種類
Level Instanceには【Level Instance】【Packed Level Actor】の2つの種類があります。
(下記画像はレベル上でレベルインスタンスに変更したいアセットを選択/右クリック/レベルの表記です。)
1.Level Instance
右クリック/レベル/Level Instanceを作成の場合
Lever Instanceのレベルが作成されます。
2.Packed Level Actor
右クリック/レベル/Packed Level Actorを作成の場合
Lever InstanceのレベルとBPP_という名前でブループリントアクタの2つが作成されます。
【注意点】
2のPacked Level Actorで作成されたブループリントアクタはレベルインスタンスを編集しても変更が適用されないので注意が必要です。
左側→ブループリントアクタ 右側→レベルインスタンス
レベルインスタンス作成時の注意点①(アセット位置編)
作成時に注意してほしいポイントとしてLever Instance化するアセットの位置です。
Lever Instanceを作成した際の角度がLever Instanceに適用されます。
配置しているLever Instanceの回転数値は0になっていますが、Lever Instance化した際の回転数値で適用されるので
配置済みのアセットに合わせてレベル上で配置し、Lever Instance化した場合は注意が必要です。
①回転なしで作成した場合 ②90度回転して作成した場合
①と②をコンテンツブラウザからドラック配置した場合
レベルインスタンス作成時の注意点②(World Partition編)
Lever Instanceを作成する際、World Partitionが有効になっているレベルであるかを確認してください。
World Partitionが向こうのレベルで作成した場合エラーが起こる可能性があります。
World Partitionが有効か確認方法
見分け方は2つあります。
1つ目はアウトライナでの確認
2つ目はWorld Partitionエディタを表示し確認
1.アウトライナでの確認手順
World Partitionを使用しているレベルには【WorldDataLayers】と【WorldPartitionMiniMap】が生成されます。
※Lever Instanceもレベルなので同じく生成されます。
なので上記2点がアウトライナにない場合は無効。ある場合はWorld Partitionが有効となります。
2.World Partitionエディタを表示手順
ウィンドウ/World Partition/World Partitionエディタ を開きます。
World Partitionエディタに矢印があればWorld Partitionが有効のレベルです。
まとめ
今回はLevel Instanceを作成する際の注意点をまとめてみました。
Level Instanceを作成済みの方は、ぜひデータの確認をしてみてください。
World Partitionへのレベルの変換方法については後日記事を公開予定です。
※2024/11/13追記 下記記事で公開しました。
【Unreal Engine】既存レベルをWorld Partition有効レベルへ変換する方法
役に立つ記事
ENVIRONMENT HOLICでは、他にも背景制作に役に立つ記事を紹介しています。
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