【Substance Painter】初心者必見!IDマップによるマスク作成の勧め

IDマップを普段から活用していますか?あるのは知っているけどあまり使ったことがない人も多いと思います。そんなIDマップですが、マスク(選択範囲)として使用すると非常に便利なのでご紹介です。ぼくも最初知った時は感動しました。

UVの修正作業をした際に便利

何が便利かというと、IDマップでマスクを作成しておくと、UVの修正が入った際にマスクを作成しなおさなくもいいことです。UV修正したFBXを差し替えて、ベイクしなおすとIDマップも更新されるので、大きく絵が壊れません。

初めから解説していきます。

ハイモデルに頂点カラーをつけます

IDマップを使用するために、ハイモデルに頂点カラーをつけます。マテリアルでもIDマップを作れますが、今回は頂点カラーを使用します。木の部分と鉄の部分でマスクを分けたいので2色使用します。色はお好みで選んで下さい。


ローモデルとハイモデルをFBXで出力します。

Substance PainterでIDマップを作成します

ベイク時にIDマップのカラーソースを 頂点カラー に変更します。※デフォルトはマテリアルに設定されていると思います。

IDマップをマスクとして使用します

フォルダやレイヤーを選択して、
黒マスクを追加 → カラー選択を追加 → カラーを選択


いい感じです。これでUV修正が入っても、大きく絵が壊れることはありません。

さすがに溝の部分など、ずれてしまう部分はありますが、少しの調整で済むレベルです。IDマップによるマスク作成を使いこなすと、もうUVの修正作業は怖くない、、、はずです。

Kosei.Hatanaka

背景班のリーダーをやっています。
エンホリを通じて業界全体を少しでも盛り上げていきたいと考えています。
よろしくお願いします!

投稿者記事

  1. 【Substance Painter】投影方法:ワープ投影(Warp Projection)について

    2025-09-17

  2. 【Maya】法線方向への移動方法

    2025-08-20

  3. 【Substance Painter】ラインの直線感を軽減したい場合のWarp設定

    2025-07-16

  4. 【Maya】木のモデルを一回り拡縮する方法

    2025-06-18

関連記事

  1. 【Substance Painter】サブスタンスペインター チュートリアル講座③

    2023-06-12

  2. 【Substance Painter】Substance PainterでUnreal Engine用のMixテクスチャを書き出そう① ~書き出し編~

    2023-10-23

  3. 【Substance Painter】テクスチャセットリストの不要なマテリアルの消し方

    2025-08-04

  4. 【Substance Painter】サブスタンスペインター チュートリアル講座①

    2023-05-19

ページ上部へ戻る