今回はPhotoshopの遠近法ワープツールについて紹介したいと思います!
遠近法ワープツールとは
遠近法ワープツールとはパース(遠近法)のきいた画像を正投影に補正してくれるPhotoshop標準ツールです。
ラフモデルを制作する段階で参考画像の補正を行い、ラフテクスチャを制作すると
簡単に情報の整理ができるので、ぜひこの機会に挑戦してみてください!
準備
今回はこのような画像を用意してみました。
建物の下から撮影されており、パースがきいていて情報の整理がしにくいです。
ツールを使用する前に、一度パースが分かりやすいように線を引いてみます。
この線に沿ってツールを使用していこうと思います。
実際に
①遠近法ワープはレイヤー全体を変形するので、画像を複製しておきます。
②変形したいレイヤーを選択した状態で編集>遠近法ワープを選択します。
③一度画面をドラックするとクアッドが描画されるのでクアッドをパース線に平行になるように配置していきます。
④配置後、左上の縦や横に自動ワープのアイコンをクリックすると、クアッドに沿って歪みを補正してくれます。
たったこれだけです!!ラインに沿って壁や窓枠が水平・垂直に補正されました。
クアッドで選択した部分以外も補正に合わせて歪んでしまうので、補正した部分のみ切り抜いて
ラフモデルのテクスチャとして使用しましょう!
ラフモデルに貼り付け
切り抜いた画像をラフモデルに貼ってみました。
写真素材を使用しているので粗はたくさんありますが、情報量が多くスケール感の確認がとてもしやすいです!
最後に
今回はPhotoshopの遠近法ワープツールの紹介をしてみました!
モデルを制作する前にこの作業をする事により、情報が整理されて無駄なく制作を進める事ができるはずです!