気が付いたら同じゲームを10年以上ひたすらやり続けていました、
クリーク・アンド・リバー社 COYOTE 3DCG STUDIO PMチーム 一途な坂口です。
今回、自分の仕事について記事を書かせていただくことになりました
PM(プロジェクトマネージャー)とは?
はじめに、僕はPM(プロジェクトマネージャー)という仕事をしています。
そもそもPMって何でしょう、どんな仕事をするのでしょうか?
簡単にいうとプロジェクト全体を管理し、無事に完了させる仕事です。
…なんだかもの凄く漠然としていますね。もう少し突っ込んで考えてみましょう。
理想と現実
「計画通り」、プロジェクト終了時にニヤリとしたいところですが現実はそう甘くないようです。
まず大前提として、プロジェクトがスタートしゴールするまでの間、
一度たりとも問題が発生せず全てが計画通りでした!!よかったよかった。
…なんてことは残念ながらほぼあり得ません。
大小はあれど、様々な要因により当初立てた計画と現実にギャップが生まれてきます。
むしろこちらのパターンの方が普通、と言っても過言ではありません。
では、ギャップを生み出してしまう要因にはどんなものがあるのでしょうか。
いくつか例を挙げてみます。
●要因
・機材の故障
・スタッフの離脱
・仕様追加・変更
・予定工数と実働工数の乖離
・突発的なMTGの発生
・その他いっぱい
これは…プロジェクト進行に影響を及ぼすであろうことが盛りだくさんですね。
こんなとき、PMとしてやるべきことは、
プロジェクト全体を俯瞰し、生み出されそう、または生み出されてしまった
ギャップをあらゆる方法を用いて解消すること
です。
あらゆる方法と書いているとおり、アプローチの仕方は様々です。
例えばとても簡単な方法ですが、
「朝会を実施する」
これもギャップ解消方法のひとつです。
朝会では各スタッフに、前日行った作業、本日行う予定の作業、
また、懸念事項があればそれも報告して頂きます。
毎日の進捗を確認することで、
前述した「予定工数と実働工数の乖離」が起こった場合に、
なぜそうなったのか原因を特定することもできますし、
それに対して対策、改善を行うことができるかもしれません。
これはほんの一例で、作業を効率化するツールを導入したり、クライアントにスケジュールの相談をしたり、
スタッフが悩んでいるのであれば話を聞いて一緒に悩んで答えを出していくことも方法のひとつです。
選択肢が多い分、状況にあった最善の行動をとりつづけることは難しいですが、
ここを考えることも大きなやりがいとなります。
最後に
ギャップを解消する為の行動が、必ずしも納得していただけるとは限りません。
全スタッフに対して従来のやり方から新しいやり方へのチェンジをお願いしたとします。
一部のスタッフによっては抵抗感があるかもしれませんし、腑に落ちない所もあるかもしれません。
ただ、これは業務の効率化を図るために必ず必要なことです。
プロジェクトの為にもこういった所に目を瞑らず指摘、または提案することができる、
いわば「おせっかいやき」のような立ち回りもPMの大事な業務のひとつです。
PMは開発自体には携わりませんが、縁の下の力持ち的な存在でプロジェクトを支え、
幅広い業務を体験できる魅力的な仕事です。
この記事を見ていただき、PMに興味を持ってくれる方が少しでもいらっしゃれば大変嬉しく思います。