COYOTE 3DCG STUDIO | C&R Creative Studios

INTERVIEW

リーダー T.Y(2014年8月 中途入社)

Question#01

入社時期とキッカケを教えてください。

2014年の8月頃に入社しました。前職からゲームグラフィッカーとして仕事をしていましたが転職を考えた時にC&R社に相談したのがはじめての接点だったと思います。

Question#02

入社した当時の印象は?

さまざまな環境を経験された方が集まっていて自分の経験の浅さ・視野の狭さを痛感しましたね…「太刀打ちできない…」と打ちひしがれたのを覚えています(苦笑)

でもそのおかげで、イチから学び直す気持ちになれたので必要な経験だったなと。

当時はスキルが足りていなかったと思いますが、それでも当時の上司だった人が「今後テクニカルアーティストが必要になる。そこを担ってほしい」と推してくれたおかげで今ここにいます。なので、その方にはいまでも本当に感謝しています。

Question#03

入社の決め手はありましたか?

今の上司にあたる方から、「クリエイターを取り巻く環境の理想を目指したい。理想は実現しないけれども、それでも理想に向かってアクションを重ねることで理想に近似していく」という話を聞いてすごく共感したんです。私もその理想に向かって一緒に仕事をしたいと思ったので入社を決めました。

Question#04

今の仕事内容について教えてください。

テクニカルアーティストチームのリーダーとして、チームビルディング・スタッフ管理・案件管理などを行っています。また、社外に向けてのセミナーやブログ執筆などPR活動も担当しています。

一方でテクニカルアニメーター・セットアッパー・リガーとして、外部クライアントの複数案件を担当します。主にキャラクターのアニメーション制御やリグ・骨設計などを行っていますが、こうやって列挙すると何でも屋さんですよね(笑)

Question#05

この業務につくとどんなことが身につきますか?

私の場合では、社外の案件にも対応していますが、個人的に軸足はチームビルドや会社運営の方に置きたいと思っています。そういう形でのリーダー業務ならば、

  • 業界を見渡したものの見方や、自身あるいは自身のチームの業界全体から見た相対的なレベルを評価できるようになる。
  • スタッフの管理やチームビルディングのノウハウが身につく。
  • 社外のアーティストとの交流が増え、コネクションが広がる。

などでしょうか。

これらのことは、もし仮に今後独立した時には強い武器になり得るでしょうし、ほかの会社に転じた場合にも重宝されるスキル・資産になると思います。

Question#06

テクニカルアーティストとしてはいかがですか?

そうですね、テクニカルアーティストのリーダーというポジションは、すこし特殊かなと思います。というのも、一言でテクニカルアーティストといっても、その特徴は人によって大きく異なり、非常に広い分野があります。

そのため、テクニカルアーティストのチームリーダーとなると、ほかの職種のリーダー職よりも、さまざまな知識や技術に幅広く触れるので勉強と経験の毎日です。

やはり大変な部分も多いものの、幅広い知識や経験の引き出しは今後のクリエイター人生において特に強い武器になると思います。

Question#07

入社してから記憶に残っている出来事は?

私の入社当時は、まだスタジオには「テクニカルアーティスト」という文化が定着していませんでした。

COYOTEと一緒に歩むことで、スタジオ以外でもさまざまな方に「テクニカルアーティストとはなんたるか」を文化として定着・啓蒙できたことはよかったと思います。

苦い経験としてはサーバの保守に失敗し、バージョン管理のデータを吹き飛ばしてしまった時は本当に冷や汗が止まりませんでした…(苦笑)

本当に大きな事件でしたが、失敗についてはすごく寛容な社風だと思います。今までの取り組みを見てくれていて許していただけたんじゃないかなと思います…

Question#08

どんな人がこの仕事で活躍できそうでしょうか?

リーダー像として、思い描く姿は人それぞれです。どういう人が向いているかという問いに対して断言できませんが、私が理想としているリーダー像に向く人物で言えば、

  • チーム内だけでなく、チーム外(社内・社外問わず)に目が向けられる人物
  • 業界全体を見渡す広い視野を持てる人物
  • 常に危機感を持ち、将来の問題に対してプランニングとアクションができる人物
  • チームに対して進むべきベクトルを与え、チームメンバーの「目印」になれる人物

だと思います。あと、少し抜けているような、若干人間味を感じるような人が良いかもしれません。

― 抜けている=天然といったイメージでしょうか?

天然というよりも「とっつきやすさ」という表現の方が合っているかもしれません。 むかし、リーダーとして上司からチームを引き継いだ時、自分ではスムーズに回っていると思っていました。でもその上司が戻ってきた時にチームの雰囲気が、急に柔らかくなったんです。自分では「うまくいっている」と思っていても実は違ったんだと言うことを痛感しました。

リーダーが完璧主義すぎると、仕事は回ったとしてもチームの雰囲気は良くありません。話しやすさというか、少し抜けているような感じがあるとチームの雰囲気も良くなって実力以上の力を発揮できるようになると思います。

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