COYOTE 3DCG STUDIO アニメーションセクション・モーションデザイナー リーダー 齋藤 主馬氏インタビュー
こんにちは。C&R Creative Studios COYOTE アニメーションチームのエージェントを担当しております。千葉 です。
COYOTE 3DCG STUDIOでは、ゲームや映像制作を中心に、3DCGの多彩な表現に挑戦するプロフェッショナルたちが日々活躍しています。
今回は、よりスタジオの雰囲気や現場の実態を知っていただくために、
アニメーションセクション・モーションデザイナーのリーダー・齋藤 主馬氏にインタビューを実施しました。
ゲームや映像制作の最前線では、どのような人が、どのような思いで日々作品を作り上げているのでしょうか?
今回のインタビューでは、アニメーターを志したきっかけから、日々の業務内容、ツールや制作に対するこだわり、そして今後の目標まで幅広く語っていただきました。
チームを率いる立場としての視点や、インゲーム・カットシーンそれぞれに対するアニメーションの向き合い方、海外表現への憧れまで、現場でしか語れない“リアル”が詰まった内容になっています。
これからアニメーターを目指す方、現場で悩む若手クリエイターの方にもぜひ読んでいただきたいです。
挨拶

千葉エージェント:
 本日はよろしくお願いいたします。

齋藤 主馬氏:
COYOTE3DCGSTUDIOアニメーターの齋藤主馬です。
2023年から中途でクリークに入社し、現在はCOYOTE3DCGSTUDIOのアニメーションチームでリーダー兼モーションデザイナーとして働いてます。
趣味はゲーム、躰道、プロレス観戦です。
ゲームはジャンル問わずファミコンなどのレトロゲームから最新まで色々、躰道は実際に稽古に参加していて社会人大会にも出場しています。
プロレスは国内外問わずいろんな団体を見るのですが、昔からずっと好きなのはプロレスリングNOAHで会場にも頻繁に観に行ってます。
アニメーターを目指したきっかけ

千葉エージェント:
 まず最初に、アニメーターを志したきっかけを教えてください。

齋藤 主馬氏:
 子供のころからゲームが大好きで、プレイしているうちに「作る側に関わりたい」と思うようになったのが最初のきっかけですね。
COYOTE 3DCG STUDIO 入社までのキャリア

千葉エージェント:
 COYOTE 3DCG STUDIOに入る前はどのような経歴でしたか?

齋藤 主馬氏:
 ゲーム系の専門学校に進学して、卒業後はアニメーション専門の会社に就職しました。
そこで経験を積み、2023年4月からCOYOTE 3DCG STUDIOに参加しました。
影響を受けた人物や作品

千葉エージェント:
 仕事に影響を与えた人物や作品はありますか?

齋藤 主馬氏:
 前職の社長の影響が非常に大きかったですね。
寝る間も惜しんでアニメーション制作に打ち込む姿を見て、自分も同じ熱量でやらなきゃと思いました。
自分の考え方や姿勢が大きく変わるきっかけになりました。
1日のスケジュールと作業スタイル

千葉エージェント:
 現在の1日の業務スケジュールはどのような流れですか?

齋藤 主馬氏:
 現在はリーダー職なので、ミーティングや進行管理といった業務が多く、アニメーション作業に集中できる時間は限られています。
空いた時間や夜にまとめて作業することも多いですね。

千葉エージェント:
 ミーティングでは具体的にどのような内容が多いですか?

齋藤 主馬氏:
 クライアントとの打ち合わせや、社内チームとの進捗確認、スケジュール管理、品質チェックなどが主です。
プロジェクトの中核を支える部分が多くなっています。
担当領域とスキル

千葉エージェント:
 担当領域はアニメーションのみですか?他工程も関わっていますか?

齋藤 主馬氏:
 基本はアニメーションですが、必要に応じて簡易的なリギングをすることもあります。
モデリングは基本的に行っていませんが、アニメーション作業のためにラフなモデルを作ることはあります。
印象的だった案件

千葉エージェント:
 これまで関わった案件で印象的だったものはありますか?

齋藤 主馬氏:
 有名IPのゲーム案件ですね。
原作の世界観やキャラクターの動きを忠実に再現するためにかなり苦労しましたが、再現性の高さに納得できたときの達成感は非常に大きかったです。

使用ツールとワークフロー

千葉エージェント:
 使用しているツールやワークフローの工夫について教えてください。

齋藤 主馬氏:
 MayaとMotionBuilderをメインで使っています。
作業効率を上げるために「Studio Library」や、画面キャプチャ、メモツールなども積極的に使いますし、自作のMELスクリプトでショートカットツールも作成しています。
チーム運営で大切にしていること

千葉エージェント:
 リーダーとして、チーム運営で心がけていることは?

齋藤 主馬氏:
 1人のアウトプットではなく、チーム全体として成果が出ることを大事にしています。
個々の状況に応じてサポートしたり、スケジュールや品質を管理して全体最適を図るようにしています。
アニメーションに対するこだわり

千葉エージェント:
 アニメーション制作において最も大切にしていることは何ですか?

齋藤 主馬氏:
 まず自分で動いてみることですね。人の動きを再現するなら、自分の体で重心や力の流れを感じてから作るようにしています。
想像だけで作るのではなく、体感を通じた表現を大事にしています。
今後の挑戦

千葉エージェント:
 今後挑戦したい表現やジャンルはありますか?

齋藤 主馬氏:
ダンス系の動きや、海外案件にチャレンジしてみたいです。
海外特有の誇張表現やディズニー・ピクサーのようなアニメーション表現にも興味があります。
若手へのアドバイス

千葉エージェント:
 これからアニメーターを目指す若手へのメッセージをお願いします。

齋藤 主馬氏:
とにかくインプットとアウトプットを繰り返すことが大切です。
映画、アニメ、スポーツ、格闘技…なんでもいいので体験し、それをアニメーションとして表現することで成長に繋がります。
スタジオの雰囲気と魅力

千葉エージェント:
 COYOTE 3DCG STUDIOの職場環境について教えてください。

齋藤 主馬氏:
 アニメ・モデリング・VFXなどが同じフロアにいて、コミュニケーションが取りやすいです。若手が多く、キャリアアップ志向の高い環境ですが、ベテランからの学びも多く、刺激的な職場です。
他スタジオとの違いと印象深い瞬間

千葉エージェント:
 他のスタジオとの違いや、印象的な経験があれば教えてください。

齋藤 主馬氏:
出向経験のあるメンバーが多く、いろんな現場のノウハウが社内でシェアされる文化があります。
これがすごく学びになりますし、自分の視野も広がります。
アニメーターとしてのやりがい

千葉エージェント:
 アニメーターとしての達成感を感じる瞬間は?

齋藤 主馬氏:
自分が担当したキャラクターが、ゲーム内で実装されてプレイできた時は本当に嬉しいです。
また、まだ世に出ていない声優さんの声に合わせてリップシンクや表情を作る作業も貴重で、誇りに思える仕事です。
最後にメッセージ

千葉エージェント:
 最後に、このブログを読んでいる方にメッセージをお願いします。

齋藤 主馬氏:
COYOTE 3DCG STUDIOは、ただ言われた仕事をこなすだけでなく、自分から提案すれば挑戦させてもらえる場所です。
今の自分を変えたい人、もっと高みを目指したい人にとって最高の環境だと思います。ぜひ一緒に働ける仲間が増えると嬉しいです!

千葉エージェント:
 今日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

ありがとうございました!
インタビューを通して、スタッフの想いや仕事への姿勢、スタジオの様子などが伝わってきましたでしょうか
今後もさまざまなメンバーをご紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
プロフィール

齋藤主馬(さいとう かずま)
株式会社クリーク・アンド・リバー社/COYOTE 3DCG STUDIO
アニメーションセクション・モーションデザイナー リーダー
モーションデザイナーとしてCGアニメーション会社に勤務した後、2023年4月に同社に入社。
コンシューマーを中心に幅広く経験し、現在はリーダーとして制作と組織運営に尽力中。

千葉 悠(ちば ゆう)氏
 株式会社クリーク・アンド・リバー社/第二デジタルコンテンツ・グループ
エージェント
クリエイターのキャリア支援やスタジオ運営の管理サポートに携わり、3年目。派遣や請負など幅広く対応し、特に3DCG領域、なかでもアニメーション分野に強みを持つ。COYOTE 3DCG STUDIOをはじめとする制作現場との連携にも注力。趣味はボルダリングで、全国大会に出場するなど多才な一面も持つ。
 
    
  

